
初めて彼女に指を入れられたことを、今でも鮮明に覚えている。
彼女の指が入った瞬間に、脳内で宇宙が弾ける感覚がした。彼女の指と僕の前立腺が触れている部分にビックバンが起こっている感覚だった。
体の中のエネルギーの奔流が、激しいが心地よい速さで駆け巡っているのが分かった。
彼女の指は、僕のあなるの中でくいっくいっと優しくリズミカルに動く。その動作を重ねるごとににエネルギーの奔流が速く力強くなっているこいった。
じんわりと快感が上がり続けていることに耐えかね『あぁぁぁ…』と快楽に酔いしれた声が自然と漏れる。何か…何かが込み上げてくる。根拠のないそんな確信が芽生える。
急に何かが弾け飛び、前立腺から頭の先まで突き抜ける感覚がした。『おおおお…』声が漏れてしまう。恥ずかしくて口をつぐんだが、あまりの快感に耐えられずに再度『んぁぁぁ…』と声が出てしまった。
明確に『イッたのだ』ということがわかった。
射精していないというのは変な感覚だったが
それでも僕は確実にイッた。
初めてドライオーガズムを経験したのだ。
そんな僕を嬉しそうに眺めている彼女が横目で見えた。前立腺マッサージをやめるかと思いきや、サディスティックな微笑みを浮かべて前立腺マッサージを継続する彼女。更に大きくなる快感。
僕はまた達した。また達した。達するのが止まらない。何度も達する度に快感が大きくなり、まるで渦巻く竜巻の中にいるような、それとも激流の川が体の中を駆け巡っている様な、宇宙と一体化したような、そんな言葉では説明できない『何か』に到達した。
もう目の前は見えない。だがそれで良い。
途轍もない快感の中に、大きな幸福感を見出した。
『これがマルチプルオーガズム』
彼女のそんな声が脳に直接響いた。
〜スレンダー元柔道部が意外だったさん〜
〜美しい天然パーマ羨ましいさん〜
〜GWにまた来店してくれる喜ばせ上手さん〜
有難うございました🐈⛓️

女帝

