「あー、わたしそうゆうのそんな気にしないよ!」
「あかんで先生そんな事ゆーたらみんな遅刻してくんで」
「遅刻は良いけど…とりあえず出席しといてくれたら点数はあげるよ〜最低点やけど」
「うわ、こわ〜」
ぎりぎりで良いのよ、ぎりぎりで。
ぎりぎりの意味わかるかな。
ってゆーか話しかけてこられたら
準備できん。
イラッとした表情になってたと思う。
それでもめげずに1人が言い出した。
「俺な、Oってゆーねん!始業式の時先生紹介された瞬間一目惚れしてん!授業担当って知った時よっしゃ思った!」
「…そんなんゆーても点数あげへんで?」
「うわ、バレたか」
今時はませとるな〜って思いながらピアノに移動する。
「先生なにすんの?」
「なんか授業で校歌せなあかんらしいよ。楽譜初めて見るから休み時間に見よ思ってたら、もうこんな時間やわ…(はぁー)」
「え、俺ら邪魔やった?」
(当たり前やん?)
「真面目でよろしい〜3人で大人しくしてて」
「「「はーい」」」
ちょうど、無惨な音でチャイムが鳴る…